プロフィール
東京アートクロス
  • 作者:東京アートクロス
  • 2008年7月11日にオープンした株式会社東京アートクロスです。http://www.tokyoartcross.com/

    東京・四番町を拠点に現代アートの新しいサービスをスタート。国内外のアートニュースや作品を紹介しています。
  • RSS
  • 管理者ページ
DTIブログ!

Search

いよいよ来週、アート・バーゼル

Art Basel Braces for Billionaires After Record Spring Auctions

いろんなアートフェアがある中で、やっぱり別格なのがアート・バーゼル。
美人ディレクターが突然辞任する、などすったもんだの騒ぎもあったが、
現代アート最大の祭典がついに来週から始まる。
概要がBloombergのニュースに載っていたので、お知らせ。

フェアは6月4日〜8日の5日間開催される。
ただし前日の6月3日、VIPを中心に特別パスを持ってる人だけが入れるプレビューが行われ、めぼしい作品はほとんどこの日に売れてしまう。
今回のプレビュー来場者は8,000人を想定しているので、初日だけでいくら消費されることやら。

注目している大口顧客はロシアの億万長者やアジアの新興コレクターに多い。
先日のオークションで約90億円でフランシス・ベーコンを購入したのもロシア人大富豪、アブラモビッチ氏。その甲斐あって、5月の主要オークションの全売上は1000億円を超した。今や、アートマーケットにロシアのお客様を無視してアートマーケットは立ち行かない。スイスが本社の老舗画廊、Hauser&Wirthによると「100万ドルの作品を買うロシアやアジアのお客さんは軽く10人は超すよ」とのこと。

一方、作品を売る側、つまり出展者は欧米が中心。
300のギャラリーやディーラーのうち、4分の1はアメリカからの出展。次に多いのはドイツ(スイスの隣の国だし妥当なところ)。また、中国からの出展者も増えている。

通常バーゼルアートフェアは6月の第二週に行われるのだが、39回目となる今回は約10日前倒し。なぜかというとサッカー・ユーロ2008 とかぶっているから。
小さなバーゼルの街がパンクしないように、との配慮?!。
サッカーファンがおしよせる前に、アートのお買い物を済ませてバーゼルを離れちゃうのが今年流かもしれない。


参考記事はこちら:Bloomberg

ギャラリーオーナー、ワインで逮捕

Police Arrest Gallery Owner for Serving Alcohol

ギャラリーオーナーが逮捕
、というニューヨークからのニュース。
一体何の容疑かというと、オープニングパーティーのときにお酒を出していたから、というなんともびっくりな話。

ことが起きたのはイースト・ハンプトンで30年以上の歴史を持つ、Ruth Veredギャラリー。
その日はマドンナ、アンジェリーナ・ジョリーやジャスティン・ティンバーレイクといったセレブが被写体(セレブが来たわけじゃありません)の写真展の初日で、盛大なパーティーが開かれていた。
オーナーの老婦人がワインとシャンパンを出していたところ、

突然手錠をかけられて連行されてしまったのだ。
居合わせた200人近くのゲストはあ然とするばかり。

なんでも、酒類販売免許なしでアルコール類を販売しているとみなされたらしい。

オーナーは「ドリンクは売ってるんじゃなくて、サービスよ、サービス! 」と主張。
さらに、逮捕した警官たちに「あんたたちが生まれる前から私はずーっとお酒を出してたわよ、何をいまさら〜!」と大層ご立腹。
怒り狂う彼女が連行される様子がタブロイド紙の表紙を飾り、まあ、ギャラリーの宣伝になったといえなくもないが…。

みなさんギャラリーのパーティーに行く際はお気をつけて。
って少なくとも日本じゃなさそうな話ですけど。

参考記事はこちら:ARTINFO



ブルジョワの蜘蛛、記録更新

Bourgeois Spider May Make $2.8 Million; Creepy-Crawlies on Show

ルイーズ・ブルジョワの「蜘蛛」が5月27日にパリで行われたクリスティーズ・オークションに出品された。

作品はここで


今回のセールの目玉でもあったこの蜘蛛は、布と金属で作られた高さ4フィート(約1.2メートル)ほどの大きさで、落札価格は180万ユーロ(約3億円)〜250万ユーロ(約4.5億円)という高価格が予想されていた。
で、この結果はというと…

なんと280万ユーロ。450万ドル。約4.7億円
予想落札価格を少し上回る結果となった。


ちょうど今、ポンピドゥー・センターで回顧展が開催されていることも今回の高額落札の一因だろう。しかし今に始まった人気ではなく、2000年5月のロンドンのテート・モダンのオープニング時にも30フィート(約10メートル)の蜘蛛が飾られ、当時すでに数百万ユーロ。さらに、2006年11月のクリスティーズ・ニューヨークでは8フィート(約2.4メートル)のブロンズ蜘蛛が4百万ドルで売却されたこともあり、今回競売される蜘蛛は、180万ユーロの予想価格に対し、なんと1250万ユーロを越すだろうとまで予想されていた。
そこまで高額にはならなかったものの、前回より少しプライスアップ、御年96歳にしてブルジョワの人気は衰え知らずということのようだ。

こないだの犬といい、蜘蛛といい、現代アート作品の値段って…。


参考記事はこちら:Bloomberg


アートバーゼルの美人ディレクター、突然の辞任

Artistic director of Art Basel resigns

毎年6月に開催される現代アートの祭典、アートバーゼル。
世界中から選りすぐりのギャラリーが出展し、プライベート・ジェットで訪れるツワモノもいることで知られている。
そんな注目度満点のフェアを統括するアートディレクターが、4月末に突然の辞任、となってしまったというちょっと前のニュース。

フェアの開始わずか5週間前に辞めてしまったケイ・ソフィー・ラビノヴィッツは、ちょうど1年ほど前に、鳴り物入りでディレクターに就任したばかり。
前ディレクターのサム・ケラーがバイエラー財団にご栄転になったので起きたこの人事、実はラビノヴィッツのほか、フェア全体の戦略及びスポンサーシップを担当するマーク・スピグラー、組織運営と会計管理を担当するアネッテ・ショーンホルツァーとの三党連立での新体制だった。

ラビノヴィッツは辞任理由をノーコメントで通しているので、実態は謎のまま0だが、不協和音が生じた結果ではないだろうか。
トップが3人もいたら、そりゃまとまらないでしょ

アートニュースペーパーの記事では、2008年初頭のインタビューで、ラビノヴィッツはアーティストを中心にした新たしいフェアの実現に向けて熱く語っていたようなのに…。
ただし残りの二人は「三党連立なんかじゃなく、ラビノヴィッツが僕らのボスになっていた、そんな体制だなんて聞いてなかったのに〜」と愚痴をこぼしていたとか…。

すったもんだのアートバーゼルは、スピグラーとショーンホルツァーの二人体制で、6月4日から8日まで開催される。いったいどんなフェアになることやら。

どのくらい美人だったか…気になる方は、参考記事のリンクをクリック↓。


参考記事はこちら:ARTINFO

ジェフ・クーンズ、世界最高記録にリベンジ

As Koons Prices Balloon, His Dallas ‘Flower’ Will Be Sold

世界最高記録といっても、そこはアートの世界なので「お金」の記録。
先週、ルシアン・フロイドの作品が生存しているアーティスト(このくくりもどうかと思うが)の落札記録では世界最高の3364万ドルを記録した。日本円だと、36億円!

驚いたのもつかの間、6月30日に行われるロンドンのオークションの出品されるクーンズの作品が、今回その記録を破るのではないか、と話題である。

出品されるのは「バルーン・フラワー」のマゼンタ(赤紫)色。
全5色の内の一つが、アメリカ・ダラスにあるラチョフスキー・コレクションから持ち込まれた。

※ちなみにブルーはベルリンのダイムラー・クライスラー財団、黄色は有名コレクター、フランソワ・ピノー氏、オレンジはフランスの個人所有、赤は作家本人、と、これまたそうそうたるメンバー。

今回、正式な予想落札価格は出されていないが、専門家によると少なく見積もっても2350万ドル。ラチョフスキー氏は7年前に110万ドルで購入したそうだから、実に約20倍にもなっている。

このところクーンズ作品のマーケット人気はものすごい。
■2007年11月のサザビーズ 真っ赤な「ハンギング ハート」が2360万ドル
(実は、これが前々回の最高落札記録)
■2008年2月には「ダイアモンド(ブルー)」が1180万ドル
で落札された。

両点ともガゴシアン・ギャラリーを通してウクライナの億万長者が購入したともっぱらのうわさ。
この億万長者をはじめ、旧ソ連系大富豪たちがロンドンに多く住んでいるので、今回の作品はロンドンのセールに出されることになったという。

さてさてクーンズが1ヶ月半での王位奪還なるか?! 
ま、高額で落札されも作家本人に儲けが入るわけではないのだが…。


参考記事はこちら:New York Times