プロフィール
東京アートクロス
  • 作者:東京アートクロス
  • 2008年7月11日にオープンした株式会社東京アートクロスです。http://www.tokyoartcross.com/

    東京・四番町を拠点に現代アートの新しいサービスをスタート。国内外のアートニュースや作品を紹介しています。
  • RSS
  • 管理者ページ
DTIブログ!

Search

クリスティーズ・ロンドン、コンテンポラリー部門の自己ベスト更新

クリスティーズ・ロンドンのコンテンポラリーアート・イブニング・セールが昨日、30日に開催された。

総売上げが1億7千万ドルを超し、これは、ヨーロッパのコンテンポラリー・アートオークションの中では最高の額である。
出品作品の半分以上が100万ドルを超える作品で、不落札も10点あまりと少なく、非常に好調なセールといえる。

トップセールスになった作品はフランシス・ベーコンの1975年の3部作「自画像の3つの習作」で、3,345万ドルで落札。なんと、これまで一度も公開されたことのない作品らしく、テレフォン・ビッダーがお買い上げになった。

5月26日のアートニュースでお知らせしたジェフ・クーンズのバルーン・フラワーも、予想落札価格の2,390万ドルを上回る、約2,580万ドルで落札された。昨年の11月のサザビーズでの「ハンギング ハート」が2360万ドルだったので、見事、自己ベスト更新となった。こちらも落札者はテレフォン・ビッダー。

“存命中アーティストの最高落札記録”を持つルシアン・フロイドの作品も出品されていた(ちなみに5月のクリスティーズNYで、3360万ドル)。今回の作品は2,350万ドルで落札された。

サザビーズ・ロンドンもコンテンポラリーアートのセールを行うので、しばらくオークション情報は要チェック。

参考記事はこちら:ARTINFO

村上プリントをめぐり、ヴィトン訴えられる

Lawsuit over Murakami-Louis Vuitton prints
ロサンゼルスのアートコレクターが、ルイ・ヴィトンを訴えた、というニュース。

問題になっているのはロサンゼルス現代美術館(LAMoCA)で2007年10月から翌年2月まで開催された「(c)MURAKAMI」展で、館内に特別設置されたヴィトンショップ。
この特設ショップで村上隆のエディション作品を購入したコレクターが、不法な販売だ、と訴えを起こした。

カリフォルニア州法ではエディション作品販売にはホンモノだと示す証明書が必須だが、作品500点が証明書なしで販売されていたようだ。
この証明書がないと「プリント」ではなく「マルチプル」に分類されてしまう。
このままでは、セカンダリーマーケットでの流通価値が思いっきり低くなるのです。

ちなみに被告側に村上、LAMoCAの名前はなく、あくまでヴィトンに対し訴えを起こしている。
訴えた原告はどんな人かというと、レストランに一流バターを納入する会社のオーナー。(日本でなら時の人、か?)
彼は6千ドルの版画を2枚購入したが、ついてくるはずの証明書がいつまでたっても到着しなかった。おそらくホンモノだとは思うけれど、作家にナンバリングしておいてもらいたい。店側は、正しく販売しなかったことを賠償するべきだと主張中。
カリフォルニア州法は本件に対して、きびしい「3倍賠償(※)」を請求。
※アメリカでは故意の侵害と判断された場合、最高で3倍までの賠償額を請求できる。

この展覧会は7月13日まではブルックリンのニュー・ミュージアムで開催中。
ニューヨーク州法では、証明書は必須なんでしょうか…?

参考記事はこちら:Los Angeles Times

オラファー・エリアソンの滝、開幕

Waterfalls’ Display Opens on Harbor
今月の初めに、オラファー・エリアソンがニューヨークで滝のインスタレーションを作る、というニュースをお届けしました。

昨日6月26日、その「ニューヨークの滝」が無事に開始となりましたので、
またYou Tubeで。最後の画面で作家も出てきます。


ブルックリンブリッジをはじめ4つの箇所に滝を作り、10月13日までの約5ヶ月間にわたり朝の7時から夜10時まで水が流れるというもの。
4つの滝をめぐるツアーをはじめ、カラオケ・クルーズや絶叫マシーンツアーもあり、さながら遊園地のよう。

実行にあたっては莫大な費用はもちろんのこと、30個もの政府関連の許可取得とか、1分あたり35,000ガロン、1時間あたり210万ガロンの水を流すとか、行政、エコ、税金、いろんな市民団体から突っ込みどころ満載な感じだが、肝心の市民の声はというと…

アート作品としてすばらしい、面白いという一方で「もっと水を流さないと、ちっとも滝に見えない」とか、「これだけ作るお金があるなら、橋の修繕に回せ」といった厳しいご意見も…。


参考記事はこちら:New York Times

2008年のテート・タービンホール制作者、発表

Dominique Gonzalez-Foerster Chosen for Tate Modern's Turbine Hall

ロンドンの現代美術館、テート・モダンのエントランスで毎年行われる
インスタレーション「ユニリーバ・シリーズ」。

高さ35mの吹き抜け、3400平方メートルの巨大なホールはイギリス最大の展示場所といわれるだけあって、世界中が大注目。
公募やアイディアコンペの形を取らず、テートのキュレーターがアーティストをひとりチョイス、おまかせで制作してもらう“完全指名制”。
テート・モダンの開館と同年、2000年のルイーズ・ブルジョワでの開始以来、オラファー・エリアソンやレイチェル・ホワイトリードら著名なアーティストが連なっています。
昨日、2008年の制作担当者が発表されました。

指名されたのは、フランス人のドミニク・ゴンザレス=フォルステル。
P.S.1 MoMAでの個展や第7回イスタンブール・ビエンナーレや2002年にマルセル・デュシャン賞(※)を受賞した、映像作家です。
これまで、巨大すべり台や太陽を吊ったり、14万個の白い箱を積み上げたり、床を真っ二つに割ったり、と、まさにサイトスペシフィックというか、そこまでやる!感が続いているタービンホール。彼女はどう取り組むのか、今から楽しみなところ。

ちなみにスポンサーのユニリーバ社は新たに210万ポンドの追加融資を決定、2012年まで継続する予定だとか。

とりあえずこの間終わってしまった2007年のドリス・サルセドの作品をYou Tubeでどうぞ。


※優れた若手アーティストに授与され、パリのポンピドーセンターで展示する機会を与えられる賞

参考記事はこちら:ARTINFO

空飛ぶバナナ

Floating banana's appeal for funding slips

ヘリウムのつまった巨大なバナナを気象衛星のように空に浮かべる、その名も「Geostationary Banana Over Texas(テキサスの空に浮かぶ静止バナナ)」というプロジェクトがカナダで進行中。

このバナナを設計したのはシーザー・サエズさんというカナダ人の彫刻家。
サッカー場3つ分程の大きさのバナナは、なんと全長300メートル。
昨年の1月に思いついたアイディアだそうで、ぷっくりしたバナナのボディに政治のメッセージや広告などを記載。
1ヶ月ほど地上30〜50kmの空に浮かべ、昼夜問わず鑑賞できるパブリックアートとなる計画。
詳しくはこちら


すでにリサーチやテストを終え、後は作るだけ…なのですが直面しているのが
財政難

実は、まだ基金集めの最中。150万ドル集まったら実現するところを、
現在のところ1%しか集まっていないようで、このままではお蔵入り。
バナナチームは「15万人が一人10ドルずつ寄付してくれたら実現します。15万人なんて、小さな都市の人口なみ、実現するかは人々の参加にかかっています」と懇願しているようで…。

ウェブサイトには申し込み要綱も載っていて、「テキサスの空に浮かんだバナナを見たければ、キャンペーンに参加してください、実現するかはあなた次第。」というニュアンスのメッセージでバナナラバーを募集中。

デル○ンテ社あたり、企業協賛しないのだろうか…。
空に浮かんだバナナは見たいんですが、ねぇ。

参考記事はこちら:The Globe and Mail